熱海の捜査官

まあ、じゃあ自分は理解したのか?と言いますと。

私はこうだと思いました程度の話しかありません。

いくつか、他人様と違う話をします。


南熱海に限らず、あのドラマの世界の人は死んでいるが気づいていない。


南熱海は天国なり本当の死後の世界の入口。
何らかの形で自分の死に薄々感づいた人たちが住む微妙なバランスの上に成り立った街。


何らかの形とは、臨死体験の他に、あのドラマの世界で(既に死んでいるのに)殺されたり事故にあった人では無いかと。


だから、熱海と内外の往来ができたり、国際貨物が届きますし。
戸籍上死んでいる人が当たり前に生活しています。

星崎、北嶋は東京の事件で死を自覚(爆発に巻き込まれる)して熱海に到着。
なお、素子については、北嶋が美人だったと過去形で言ったり、何か酷い目にあったと判るセリフから、星崎や北嶋も素子が先に死んでいると内心では知っているのだと思います。



椹木みこの数式の答えが2なのは、人の死は二段階と言うこと。
実際にはもう死んでいる人間が自覚すると熱海にたどり着き、熱海で気付くとラインを越えるのかと。


人引きは気づいてしまった人を天国に送り込む存在。(最終回、星崎を導くつもりで堤防に近づいたのかも。)


宮司の死に取り乱す必要が無いと四十万が看破したのは、自殺して熱海に居る敷島は自分たちが死んでいることに薄々感づいた一人だからで。
二段階目の死(羽ばたくこと)を辛いことと考えておらず、信者たちの二段階目を加速させようとした。

星崎は、新宮司にラインを自覚させるなど、熱海のバランスを崩してしまう存在であり、東雲が星崎をラインに誘ったのは、そのためかと。

東雲は、熱海の向こうと熱海を行き来出来ており、四十万や平坂が知りたいと思うことを知っている。

平坂の研究は、蘇生と言うより、熱海の向こうと熱海の手前の往来の手段。

で、最後の平坂ですが。
あれは、実は平坂は脳死などの理由であそこに寝ており、ドラマの中の死者の東京→熱海に暮らしていたが、星崎に撃たれて逆に現世で覚醒したんじゃないかと。
皆さん、あの看護師は平坂に襲われて死んだか気絶していると言われるんですが。
むしろ、死体としてもっと傷んでるメイクに見えまして。
ドラマの中の世界の人は(看護師同様、)皆死んでるが、平坂は現世に生き返ってしまった。


まあ、熱海以外も死者の世界じゃないと辻褄合わないなあと思いまして。
平坂のラストについては判らないから無理矢理です。