テレビアニメ デビルマンに最終回が二回ある訳

結局、話を総合すると、
テレビ朝日(当時、NET)は、番組放送期間の夏にプロ野球オールスター戦を放送したので、デビルマンの放送を1話休んだ。

東映アニメーション(当時、東映動画)は、このテレビ朝日の放送回数38話分で良いと思い込んでいた。

テレビ朝日はネット局じゃない(番組を買って他の時間帯に放送していた)地方局と、3クール39話あると契約していた。

東映アニメーション関係者が③に気付き、1話作り足せと言うことになった。


で、④の時、情報が錯綜したらしく、「大阪が1話足りないと言っている」と言う話になったと、過去の資料本には書いてあったのです。


ところが調べてみると、大阪でデビルマンを放送していた毎日放送も、テレビ朝日と同じ日程でオールスター戦を放送していました。
(当時は腸捻転と言われる状態で、テレビ朝日毎日放送、TBSと大阪の朝日放送がネットワークを組んでいました。)

つまり、大阪が理由で1話足りないなんてことは起きていない。 ③が原因なんだけど、何故か大阪云々と言う話になりました。
(昔どころか、デビルマンの資料本が発売された90年代には、GoogleWikipediaも無いですから、東映アニメーション内部の情報が正しいか? 簡単には調べられない。)

強いて言えば、地方局との契約に足りないのでは?と気づいたのが、毎日放送関係者や、東映の大阪支社の人で、それが「大阪が足りないと言っている」と言う話に成った可能性はあります。